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アルファードハイブリッド(ATH10)の駆動用バッテリーを交換しました……。 [アルファードハイブリッド]
20万円オーバーは、かなり痛い……。
2カ月ほど前からだろうか。
高速道路で我がアルファードハイブリッド(平成18年式)のアクセルを踏むと、
今までのように加速しないような感覚があった。
ギアが滑っているように踏んでも加速しないのだ。
我が車の走行距離は23万キロオーバー。
いつお釈迦になってもおかしくはない。
しかし、2018年12月に発売になると「うわさ」される、
新型デリカD5に乗り換えるまではどうしても手放すわけにはいかない。
(乗り換え予定は次回車検の2019年5月)
そのまま馴染みのディーラー(トヨペット)へ直行した。
すると以下のような回答が。
「この車の変速機はCVT(無段変速機)なのでギアが滑るということはありません。
アイドリング音も違和感がないので大丈夫だと思いますよ」
これで一安心。
とにかくあと9ヵ月持てばいいのだ。
そして約1か月後の9月中旬。
一般道で信号待ちをしていて発進させると、
突然「ガクン」と減速し、3つの警告灯が同時に点灯した。
↑赤丸部分
「だっ、なんだ!?」
頭はパニック状態。
あわてて路肩に停め、馴染みのディーラーへ電話をした。
「それは駆動用ハイブリッドバッテリーの異常です。
走行不能になる可能性があるので、
すぐに近くのディーラーへ行ってください」
大至急、ナビで検索すると4kmほど離れた場所にトヨペットがあった。
そこで警告灯が点灯したまま時速40kmで向かう。
加速性能は段違いに落ちていた。
到着後に事情を説明し、待つこと20分。
サービスのスタッフが現状を説明してくれた。
「あの3つの警告灯が点灯するのは、
駆動用バッテリー切れの予告アラームです。
取り合えずコンピューター操作で消灯させました。
今のところ通常通り走れますが、近いうちに完全にバッテリー切れになるはずです」
「バッテリー交換にはいくらかかりますか?」
「部品20万円+工賃5万円で合計25万円前後でしょう」
「切れたまま乗ったらどうなりますか?」
「通常のガソリン車と同じになるでしょうね。
前例は知りませんが、
おそらく加速も燃費も悪くなるはずです」
「では、それさえ我慢すれば乗り続けられますか?」
「乗れるはずです」
最悪、それでもいい。
ちょっとだけ気分が明るくなり、
再び高速に乗ると、
何事もなかったように走った。
※後ほど調べると加速性能が落ちるのは駆動用バッテリー切れの予兆の一つらしい。
そのまま30kmほど走って帰宅。
念のため馴染みのディーラーへ再度電話をし、
事の顛末を説明した。
すると……。
「残念ながらガソリン車としては走りませんよ。
アルファードハイブリッドの駆動用バッテリーは、
エンジンの点火にも利用されています。
つまり、バッテリーが切れるとエンジンがかからなくなります。
交換しないと走れません」
おっ、同じトヨタ系ディーラーでも言うことが違う。
すぐにネットで検索をすると馴染みディーラーの方が正しいことが確認できた。
つまり、バッテリー交換確定!?
あと8カ月持てばいいのに……。
頭の中で様々な打開策が駆け巡る。
「25万円もかけるならボロボロのタウンエースノアでも買うか?」
「でも、200件くらい入っているナビの登録地を移植するのは、かなり面倒」
「何より来冬のためだけにスタッドレスタイヤを買わなければならないじゃないか」
「では却下」
「ならば、中古のバッテリーを見つければいいだろ!」
ということで馴染みディーラーに相談した。
「そういう話はよく受けます。
実際に中古品を付けることもありますよ。
でも、ディーラーで扱う中古は整備済みで、保証も付けるので、
そんなに安くないんですよ。
しかもプリウス用と違ってアルファード用は極端に少ないんです。
ちょうどさっき業者に問い合わせたら1つしかなくて、
17万円でした。
3万円の違いで中古にします?
7万7000km走っている中古ですよ」
本音を言えば3万円でも安い方がいい。
なんてたってあと8カ月しか乗らないのだから。
しかし、ヤフオクならばさらに安いもの見つかるはずだ。
ヤフオク購入でもディーラーで交換してくれるのか聞いてみるとOKだという。
だたし、当然ながら保証は一切なし。
実際に付けたものの動かない例もあったそうだ。
その場合も工賃は支払う。
この話は聞いても「上質品が見つかるかもしれない」と、
バッテリーの型番を聞いて探すことにした。
平成18年式アルファードハイブリッド(ATH10)駆動用バッテリー型番は、
G9510-58010
早速ヤフオクで「アルファードハイブリッド 駆動用バッテリー ATH10」と検索すると、
10個ぐらい出てきた。
相場は10万円くらいのようだ。
「なんだ、簡単に見つけられるじゃないか!」
「しかも、7万円も安く買える!!」
ところが型番を確認するとほとんどが違う。
G9280-58010
ばかりなのだ。
これは記載の誤りではなく、多くの出品者がバッテリー本体に貼られている「TOYOTA」印とこの型番が併記されたステッカー画像をアップロードしている。
↑「2」が消えているがこのステッカー
「オレのはマイナーチェンジ後だから番号が違うのかな?」
「でも、番号が違うだけで中身は一緒もあり得るだろ」
と、ディーラーに問い合わせた。
すると、
G9280-58010
という型番はマイナーチェンジ前も含めて存在しないという。
では、メーカーに聞いてほしい、とお願いすると、
なぜか「メーカーでも分からないと思いますよぉ」
といった及び腰。
「いつもはハキハキとフットワークがいい担当者なのにおかしい……」
とはいえ、ここでツメツメしても話が進みそうにないので、
自分でトヨタ自動車のお客様相談室へ電話した。
ここへはナビの使い方などで度々問い合わせしたことがある。
いつも的確・丁寧で好感度は高い。
トヨタは常々
アップル(iphone・MAC)、キャノン(プリンター)、東芝(パソコン)
と並ぶ「4大ベスト電話サポート会社」だと思っていた。
ところが以下のようなやり取りに……。
「お客様の駆動用バッテリーの型番は、
G9510-58010
です。
G9280-58010
に関しては分かりかねます」
「でも、『TOYOTA』と印刷されたステッカーにこの型番が併記されているんですよ。
分からないなら分かる方法だけでも教えてください」
「分かる者に代わりますので少々お待ちください」
より年長と思われる女性が出る。
「やはりG9280-58010に関しては分かりません」
直球の回答に若干驚く。
「では、分かる方法を教えてください。
技術担当の方なら知ってるでしょう?
休日で出社していないなら明日の連絡でも結構ですよ」
「お客様からのご質問は、この場の人間以外は回答できないことになっています。
なので、ここでは『分からないものは分からない』としか言えません!」
(語気がアップ)
生まれてはじめてトヨタに対して嫌な思いをした。
仕方がないのでステッカーの型番の下に印刷されているパナソニックのカーバッテリー部門に電話をした。
「駆動用バッテリーですかぁ。
大変申し訳ありませんが、
その手のものは自動車メーカーごとに特別に作っています。
しかも担当はパナソニックグループではありますが、
専門会社です。
そちらには一般消費者に対する窓口はありません。
したがって、当社ではお答えできないのです。
ディーラーからメーカーに問い合わせればいいのではないでしょうか?」
元に戻ってしまった。
仕方なくディーラーにこの流れを説明した。
「椎名さんがトヨタへ電話したときも、いつもおばちゃんが出ますよね。
実は我々から問い合わせる窓口も同じようなレベルなんですよ。
結構『自分で調べて』みたいなことがあります。
だから今回も同じだと思いますよ……」
さらにネットで3時間くらいかけて
G9510-58010
と
G9280-58010
の違いを調べたが結局分からずじまい。
もうこうなったら高くてもディーラーに任せて確実に直る方がいい。
正確な見積りを取ると次のような価格だった。
中古(7万7,700km走行、保証1カ月)
20万7,468円(部品16万8,480円+工賃3万8,988円)
新品(保証1年)
24万6,348円(部品20万7,360円+工賃3万8,988円)
なんだ、中古の方が4万円も安いじゃないか!
とにかくアウトドア好きの我が家にとってミニバンは必須。
観念して中古バッテリーへの交換をお願いした。
すると……。
「9月は決算月の会社が多くてスケジュールが満杯です。
10月(2週間)まで待ってくれませんか?」
仕方ないのでセカンドカーのTTクーペに無理やりカヌーと息子(ゴールデンドゥードル32kg)を詰め込んで、
250km離れた川へ遊びに行くことになった。
ちなみにアルファードハイブリッドの駆動用バッテリーは、
運転席と助手席の下にあるので、
交換時はその周りを片づけてセカンドシートは、
一番後ろへスライドできるようにしなければならない。
キャンプ道具満載の我が車はこれも一苦労だった。
そして無事交換が完了したのが2018年10月3日。
この日、
「どうしてもバッテリーの型番が気になる」
ということで取り外したバッテリーのステッカーを確認してみた。
すると……。
やはりG9280-58010じゃないか!!
(「2」が消えてるけど間違いない)
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